2008年10月2日木曜日

15周年!

お久しぶりです。あやです。

かなりワタクシゴトなお話で恐縮なのですが、この秋で結婚15周年を迎える事になりました。
 

  

京都の小さな教会で結婚式を挙げたのは1993年の9月25日。とてもよく晴れた暖かなこの日、わたしは22才になったばかりでした。

高校の同級生だった夫とは、すでに6年の交際を経ていましたが、彼が彫刻家になるという夢を抱いて、東京の芸大を受験するために単身上京し、二浪していたため、遠距離恋愛が3年目に突入していたのです。

そんな状況の中での突然の結婚は、当然周囲の人たちを驚かせましたが、つきあいが長かったこともあり、特に反対もされず暖かく祝福してもらうことができました。

当時わたしがお勤めしていたアンティーク屋さんのご好意で、ヴィクトリア時代のウェディングドレスをお借りして、ヘッドドレスやブーケは友人たちの手作り。

一文無しの浪人生との結婚ですから、贅沢などできるはずもなく、本当に本当にささやかな結婚式でしたが、心に残る幸せな一日になりました。




その後も3ヶ月ほどは、東京⇔京都で離れ離れの生活を送っていましたが、その年の暮れ、密かに新しい夢に向かって歩き出していた彼が京都に帰ってきました。

なんとこの時、すでにボクシングのプロライセンスを取得しており、所属していたヨネクラジムから京都のジムへ移籍する準備が整ったので帰ってきたというのです。

こうして新婚生活が始まったのですが、デビュー戦から何戦かはなかなか勝ち星があげられず苦戦していたものの、新人王のトーナメントにエントリーしてからは、あれよあれよと勝ち進み、西軍代表となりついに全日本の決勝にまできてしまいました。

しかし、その決勝で悔しい判定で敗れてしまい「やっぱり地方の弱小ジムではあかんで。やるんやったら東京や!」と言い出した夫にくっついて、長年お世話になったアンティーク屋さんを辞めて東京にやってきたのです。




それからも色んなことが沢山ありましたが、今はヘイトという職場にも、すばらしい同僚たちにも、かわいい二匹の猫にも恵まれ、毎日楽しく過ごすことができ、東京に出てきて本当によかったと思っています。
夫も今年でボクシングを引退し、ついに15年の現役生活にピリオドを打ちましたが、そんな彼から先日、15年目の結婚記念に小さなダイヤモンドのピアスをプレゼントしてもらい、また幸せをかみしめているこの頃です。

すでに次の夢の構想を練っている様子のこのへんなおっさんに、振り回されながらもこのまま一生くっついていくんやろうなぁ・・・とか思いつつ。