2008年12月11日木曜日

のんびり邦画

こんにちは。
もう先々週の話になりますが、映画を見に行ったお話をしたいと思います。

その日何を見るかも知らず、
誘われるがままついてゆきのろのろモノレールで10分ほど。

多摩センターの映画館で着席してしばらく、
淡々と始まったのは飛行機に乗ったときの乗客への説明映像。

映画館のシートが飛行機気分になったその映画は
今話題の『ハッピーフライト』。

邦画は相当久しぶりで、思い出すと学生の頃に見た
廃墟の中野光座でのインディースホラー上映会以来でした。
(これについてはまた機会があったら。。)



さて本題のハッピーフライト、これがまたおもしろかった!

特別ダイナミックな分かりやすい演出(大爆発とか大感動で涙とか)
があったりする訳ではないのですが、
見終わった後になんだかほんのりハッピーになるような感じ。

内容はざっくり言うと、航空業界の表裏のさまざまな場面で活躍する人々が
色んな場面で絡み合いながら大筋のストーリーが進むというもの。
(ネタバレするとつまんないのでこれくらいで…。気になる人、調べてください)

専門用語交じりでも、脚本が綿密に練られており飽きさせないおもしろさ。
業界に詳しい人も詳しくない人も、飛行機が好きな人もそうでない人も
様々な側面から楽しめる仕掛けが随所にあって、みんなが楽しめる映画です。

小にくたらしいおもしろさ(褒め言葉!)が滲み出た小さな演出が色々と粋で、
思わず笑顔がこぼれてしまったりします。
マニアックな微妙な線とそうでないところのさじ加減がうまいというか、、
脚本すごいなあと関心してしまいました。

また、キャラクターが隅々まで生き生きと演じられているのが光っていました。
普段は目立たないお仕事の方や乗客の一人にまで、
地味にフォーカスして最後まで小さなドラマがありました。
誰かしらに感情移入してしまうような親しみやすさを感じます。

役者さんを生き生きさせるのは監督の力量?
監督の人柄を感じた作品です。

終わると、なんだか飛行機に乗っていたような感覚。
それも狙いのうちなのかしら?

のんびりしたい日におすすめの映画でしたー






写真は、、全然関係ありませんが比較的近所のふくろう…
ペット???外で飼われています。。たまに観察中。
他にもみみずくなど数羽おり、この日は小春日和でうたた寝気味でした。かわいい~
でも実際謎。