2009年3月21日土曜日

ヴィクトリアン

オヨです。

最近あたたかくなってきましたね!春!

この春学校を卒業した方、おめでとうございます!
入学したてだったあの子が、、、もう卒業!!!泣!!!
勝手に母のような気分になります。
そして、これから入学される方おめでとうございます。
ヘイトはこの時期ドレス探しのお客様が多くなり、ばったばたになるのですが、今年もかわいくコーディネートした女の子が入学式へ~…♪
かわいく仕上がると自分もうれしいものです。

私も思えば数年前、文化の入学式にはゴールドスパンコールパンツを穿いて、行きました。
※イメージ画像


しかし自分がもしあのときヴィクトリアンに出会えていたなら全身決めて行きたかったなあ~~~
私もヘッドドレスとかつけて!いきたかった!
ヴィクトリアンという呼び名すら知りませんでした。。

こんなに古いものがあるのか!!!と出会ったのは、学生の頃通ったヘイトでした。
買えなかったけど、ヘイトの特別な部屋を見るのが大好きでした。
やっとの思いで買った股ぐりの開いたドロワーズとローンのブラウスは大のお気に入りで、超ローテーションでした。

もう好きすぎで、作り方が知りたかった私は
穴が開くほど見て、定規で図りまくって、実寸で作図に起こしたり、
それはそれは今まで見たことがない作りに興味心身でした。
それからたまにアンティークのお部屋でお世話になるようになりました。
あるときライダース買いに行こう~と思ってヘイトに行ったら、
タカさんから、『オヨちゃん絶対似合うから!』とヴィクトリアンのジャケットをおすすめされ、初めて着てみました。
閉まるはずのない小さなジャケットに、ビビリましたが袖を通すと
驚いて息が止まりそうになるぐらい(ウエスト締まってないけど)感動しました。
着慣れない感じで身動きが取れなくて、こんなすごいモノ自分で普段着るには超超超もったいないし、うううヤバス~~~
でも!もうデザインが死ぬほど可愛くて、初めて見た内側の作りにまで感動して、買っちゃいました。
表面のデザインはもちろんのこと、裏面のディティールがすごい好きです。
細やかな手作業は物によって様々。ちみちみ細かい縫い目だったり、荒い縫い目だったり、作り手の人間味が見えてくるような、感動があります。
なにより、この時代まで残っていてくれたことが奇跡です。

それ以来私はヴィクトリアンジャケットに魅了されっぱなしで、今世の中にあるもの全部欲しいぐらい大好きです。

ちなみに今日のマイキー!とびっっっっきりかわいい!ヴィクトリアンジャケット!かわいー!
 

サイズやデザインでなかなか自分にぴったり来るものってないので、見つけたら運命だと思うしかないです。もしなくなってしまったら、二度と出会えないものなのです。

いつの時代が一番好きかといわれたら、ヴィクトリアンよりもう100年昔のロココが大好きです。

こんな時代↓

 

一度解き放たれたウエストが再びコルセットにより窮屈になったのがヴィクトリアンなので、通じるスタイルがあります。
ロココ時代はおよそ300年前なので、さすがにアンティークでも実物に触れたことがないのですが。
異常に細いウエストに、派手過ぎるごりっごりな装飾に、でかすぎる頭。不気味な流行。
ロココについて語ると長くなるので、またの機会に。

↓ヴィクトリアンの時代の画家ティソットの絵画。写真のように忠実。
(カラーじゃなくて、すみません…)
 
こんなでっかいスカートを穿いたまま、春は社交場的なピクニックとか行っちゃうんですよ。
すごいですね。
バスケットも食器もとびきりかわいいんだろうな~

こんな時代のお洋服たち。大事にしていかなければなりませんねぇ…
今日は長くなっちゃいました。読んで下さってありがとうございます。